訪問理美容を行うには、まず、理容師または美容師の資格が必要です。美容師法・理容師法では、原則として理美容室以外の場所でのサービスは認められていません。しかし「特別な場合」は、例外です。高齢者、病気の方、身体を自由に動かすことができない方などに対し、法律に基づき病院や施設、自宅などに出向き、カットやカラー、パーマを行うことを、訪問理美容といいます。実際の業務内容は、一般的な理美容と同じですが、対象となるお客さまは、身体を動かすことが不自由な方、妊婦さん、高齢の方、介護や育児で理美容店に行くことが困難な方などです。
※理容師法施行令第4条第1号及び美容師法施行令第4条第1号に基づく出張理容・出張美容の対象について
車いすで生活をしている方や寝たきりの方、認知症の方などをサポートすることになるため、介護の知識を身につけておく必要があります。当協会では、福祉理美容士養成講座を開講しています。介護、医療、車いす操作等の介護実習、寝たきりの方のカット、シャンプー方法等勉強しますので、受講されることをお勧めします。